2012年12月8日土曜日

公開シンポジウムのご案内

 来る平成24年12月26日に,当講座では,「重症心身障害児の就学前から就学期にかけての総合的な地域生活支援」をテーマに,公開シンポジウムを開催することとなりました。
 近年、障害の重度・重複化が指摘されておりますが,ご存じの通り,愛媛県内にも多数の重症心身障害児が存在しております。一方で,愛媛県の特別支援教育,及び保健医療福祉の現状を鑑みるに,重症心身障害児とその保護者が,安心・安全に地域で生活する上で多くの課題・困難が残されています。今回の公開シンポジウムは,こうした愛媛県の重症心身障害児者への特別支援教育・保健医療福祉の現状を,様々な立場から話題提供いただくことで俯瞰し,喫緊の課題を明確にするとともに,早急に対応を検討することを目的に企画いたしました。
 なお,当日は,4社の企業様にご協力いただき,重症心身障害児等を対象とした福祉機器・医療機器を展示いただきます。当該テーマ,及び機器展示に興味・関心がおありの皆様は,お誘い合わせの上,参加いただけましたら幸いです。

重症心身障害児の就学前から就学期にかけての総合的な地域生活支援

日時:平成24年12月26日(水)13時〜18時40分
場所:愛媛大学総合情報メディアセンター メディアホール   
主催:愛媛大学 教育学部 特別支援教育講座(苅田 知則・樫木 暢子)   
共催:愛媛県教育委員会   



<開場>12:00~

福祉機器の展示

<第1部>13:00~14:30

パネリスト

~休憩~ 

<第2部>15:20~16:50

パネリスト:対談

<ワークショップ>17:00~18:40

福祉機器のデモンストレーション

参加業者

<パネリスト紹介>

下川和洋氏(NPO法人・地域ケアさぽーと研究所理事)
長年,重症児の教育に携わり,医療と教育研究会を主催されています。
著書:医療的ケアって大変なことなの?(ぶどう社)

2012年6月5日火曜日

Wordの「標準のファイル保存形式」を.docにする

レポートを作成する時などに、Wordを使っている人も多いと思います。
最新のWord(Word2007以降)では、標準のファイル保存形式が「.docx」になっています。

「.docx」は、OpenXML(OOXML)と呼ばれるXMLベースの形式で、Microsoft Officeのインストールされていない環境でもファイルの読み書きが可能になるなど、メリットも大きいのですが、Word2007以前のバージョンを今でも利用している環境では、「.docx」形式のファイルを開くのに手間取ります。
(OSがWindowsの場合、Microsoft社から互換機能パックが提供されていますが、Mac版はないようです・・・)

様々なバージョンのWordが混在する環境では、今でも「.doc」で保存したほうが便利な場合もあります。

保存する時に、毎回「保存形式」を選んでも良いのですが、標準で保存するファイル形式を「.doc」にしておくと、わざわざ指定し直さなくても良いので便利です。

具体的には、以下の様な手順で、「標準のファイル保存形式」を変更します。
(当方の環境上、Mac版で説明しますが、Windows版も同様の手続きです。)

1.メニューバーの「Word」→「環境設定」を選択
環境設定の画面キャプチャ
環境設定の画面
2.「出力および共有」→「保存」を選択
保存の画面キャプチャ
保存の画面
3.「標準のファイル保存形式」→「Word97-2004文書(.doc)」を選択
標準のファイル保存形式から,Word97-2004文書(.doc)を選択する
標準のファイル保存形式を選択肢から選ぶ
4.「標準のファイル保存形式」が「Word97-2004文書(.doc)」になっていることを確認し,設定を保存するために「OK」ボタンを押す
設定内容を保存するため,「OK」ボタンを押す
設定を保存するために「OK」ボタンを押す



ブログも再開します

しばらく忙しすぎて,ブログはお休み状態でしたが,少しずつ再開したいと思います.
手始めに,テーマがシンプルすぎたので,変えてみました.

2012年4月17日火曜日

子ども用パーティション「Kakurenbo」撥水加工バージョン


(株)コムフレンドが販売している,子ども用パーティション「Kakurenbo」に,撥水加工バージョンが登場しました。
撥水加工バージョンは,アルコールや水で拭くことができるとのことです。

福祉関連の施設では,感染症予防のためにアルコール等で消毒しなければならないことが多く,以前から「Kakurenbo」を使用する場合には,上からビニールをかぶせたり,大型セロハンテープでコーティングしたりして使用されている様子を拝見していました。
また,「Kakurenbo」を開発するきっかけを与えてくださった施設の方からも,「撥水加工していただけるとかなり楽なんですが」との意見もいただいていました。

それで,その声をコムフレンドにお伝えしたところ,早速対応いただいたというわけです。

詳細と購入は,以下の(株)コムフレンドのHPから。

2012年2月10日金曜日

松山市立ひまわり園の臨時職員募集

松山市立ひまわり園で,平成24年度からの臨時職員を募集しているとのことです.

私も,ひまわり園には週1〜2回の割合でうかがっていますが,先生方はとても熱心に取り組みをされており,私自身,色々と勉強させていただいています.

なお,事業団のHPに,松山市社会福祉事業団の採用情報一覧が載っています.
募集は事業団全体で載せているようですが,契約期間中は同一施設(ひまわり園)で勤務になるようです.
臨時職員ではあるのですが,児の通園施設で勤務してみたいと考えている人は,ぜひ応募してくださいとのことでした.

2012年2月3日金曜日

電子版声のものさし「ボイスルーラー」


うちで開発し,コムフレンドから市販された電子版声のものさし「ボイスルーラー(Voice Ruler)」です.

発光ダイオード(LED)の点灯により声量をフィードバックする支援機器です.
人の声をマイクで感知し,その大きさを5段階のLED(聞き取りにくい小さな声は青,聞き取りやすい声量は緑,大きすぎる声は赤:レンジ切替により3段階表示も可能)で表示します。LEDの上には人の顔のイラストを示し,声量とLED表示の意味をわかりやすく対応づけしています。


通常バージョンと笑顔バージョンの2種類が用意されていますが,うちの講座で開発したのは「通常バージョン」です.

声や音は,小さすぎても大きすぎても問題が生じるので,一般的な用途では「通常バージョン」の方が適しています.

「笑顔バージョン」は,声量が小さい人に大きな声を出すことを奨励することを目的に付加されたバージョンとのことです.



本来は,声量のコントロールが苦手な子どもに声の大きさを視覚的に提示するために開発したものですが,産学連携の関係者からは,「プレゼンや面接の練習にも使えるから,企業の新人研修とかにも使えるのでは? ビジネスシーンでの利用を見据えた販売戦略を立ててみては」と助言をもらいました.

確かに,発達障害のある高校生の就活場面でも利用しているので,ビジネス分野で広く使えるかもしれませんね.


価格は,9980円です.
購入しやすいように,1万円未満に抑えていただきました.

コムフレンド(株)のショッピングページ

2012年1月12日木曜日

新年明けましておめでとうございます


遅ればせながら,謹んで新春のお慶びを申し上げます.

2011年は,個人的にも社会的にも激動の年でした.

2011年10月に亡くなったスティーブ・ジョブズ氏は,
17歳の時に,「もしあなたが毎日これが最後の日と思って生きるなら,
いつかきっと正しい道に進むだろう」という言葉を知ってから,
毎日鏡を見て,「もし今日が人生最後の日だったら,
今日やろうとしていることをやりたいと思うか?」と
自問自答したと言われています.

また,マハトマ・ガンディー氏も,「明日死ぬかのように生きろ.
永劫永らえるかのように学べ."Live as if you were to die tomorrow.
Learn as if you were to live forever."」という言葉を遺しています.
2011年は,これらの言葉を反芻する年でした.

2012年も,上記の言葉を忘れず,しかし更なる人間的発達を目指して
自己研鑽と親孝行に努めたいと思います.
その結果が,少しでも社会(特に、特別支援教育分野)に
貢献できるものになってくれると,なお幸いに思います.

皆様にとって,今年が幸多くよい年となりますことを,お祈りいたします.